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第3回バス遠足〔杵築衆楽観 お芝居現物と地獄めぐり〕 |
10月28日(日)に花月クリニックにかかりつけの患者さんたちと1年に1回行われているバス遠足へ行きました。 当初、雨と予報されていた天気でしたが、楽しみにされていたであろう患者さん方の気持ちに押されるように、移動の時間以外は雨に降られることなく一日を過ごすことができました。早朝に集合したにも関わらずスタッフよりも患者さんのほうが、元気がいいように思えました。 まず、日本の名勝に指定されている別府の龍巻地獄と血の池地獄へ行きました。龍巻地獄では、地下の間欠泉から吹き上がる温泉を見学しました。吹き上がる間欠泉の前で、患者さん方は、院長先生やスタッフと記念写真を撮りました。その後、血の池地獄へ行き、集合写真を撮り、患者さんたちは、思い思いに見学やお土産を見たりしていました。 地獄めぐりを終え、少し早いお土産を買いに別府海鮮市場へ行きました。別府は海が近いだけあって、魚の開きや加工食品が数多くありました。普段あまり遠出をしない患者さんたちは、家の人の好きなものや、近所の方へのお土産を楽しそうに選んでいました。中には両手に抱えきれないほどのお土産を買われている方もいて驚きました。そんな中、院長先生はというと、数名の患者さんと足湯を楽しまれていました。 別府を後にし、最終目的地の杵築へ向かいました。移動中のバスの中も患者さんは元気いっぱいで、終始談笑されていました。 杵築では、きつき衆楽観へ行き、昼食とお芝居見物をしました。昼食会場では、昼間からビールを飲まれている患者さんもいて、満足そうに昼食を食べられていました。しらすふりかけの試食もあり気に入られた患者さんも多く、ふりかけが飛ぶように売れていました。 その後、お芝居見物をしました。その日は、たまたま、特別ゲストで九州演劇協会会長の玄海竜二氏も出演されるということで、普段とは一味違うお芝居が観れるとのことで、患者さん方は、とても楽しみにされていました。黒潮劇団さんの舞台は、とても笑いの多い内容のお芝居で、舞台上で会長の玄海さんが突然演劇の指導を始めたりと、全く飽きないものでした。少し休憩を挟み、舞踊ショーが始まりました。小さい子供も数人舞台に立っていたりしてかわいい舞踊ショーもありましたが、やはり、会長や座長の舞踊ショーは見る人たちを引きつけるものがありました。 早朝から集まったにも関わらず、スタッフよりも患者さんのほうが元気で、とても楽しまれていたようでした。体調を崩された方もいましたが、同行しているスタッフが付き添いすぐに体調も回復したということで、安心しました。 普段病気があることで、遠くへ行くことが困難な患者さんは多くいます。しかし、医師看護師、介護士など多くのスタッフが同行することで安心して旅を楽しめたのではないかと思います。 これからも、少しでも楽しみの多い生活を過ごしてもらえるよう、このようなバス旅行を続けて行けたらと思いました。
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